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開発の経緯

 グルベス配合錠は、速効型インスリン分泌促進薬のミチグリニドカルシウム水和物(以下ミチグリニド、販売名:グルファスト錠)10mgと食後過血糖改善薬のボグリボース0.2mgを含有する配合剤である。

 ミチグリニドはスルホニル尿素(SU)剤とは異なった構造(ベンジルコハク酸)を有する速効・短時間作用型のインスリン分泌促進薬である。2型糖尿病患者において、食後の早期インスリン分泌不全を是正し、食後血糖値を改善する作用が確認されている。

 ボグリボースは腸管において二糖類から単糖への分解を担う二糖類水解酵素(α-グルコシダーゼ)を阻害し、糖質の消化・吸収を遅延させることにより、糖尿病の食後高血糖を抑制することが確認されている。

 食後血糖値やHbA1c値、空腹時血糖値の相加的な改善作用を示した、ミチグリニド及びボグリボースの各単剤併用療法に比べ、服薬錠数の減少による服薬コンプライアンスの向上を目指して本剤は開発され、2011年4月に「2型糖尿病(ただし、ミチグリニドカルシウム水和物及びボグリボースの併用による治療が適切と判断される場合に限る)」の効能・効果で承認を取得した。

 さらに、服薬アドヒアランスの向上が期待できることから、口腔内崩壊錠の剤形追加を申請し、2019年2月に承認された。

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